愛媛県はみかん王国といわれますが、その中でも宇和島のみかんは出荷量が非常に多く、大変に美味です。
宇和島は愛媛みかんの発祥の地といわれますが、1793年に加賀山平次郎氏が、土佐から「温州みかん」の苗木を持ち帰ったのがその始まりといわれ、栽培を始めてから200年以上の歴史があるといわれています。
宇和島のみかんは美味しいことで有名ですが、その秘密は1年を通して温暖で雨が少なく日当たりが良いこと、山が迫り急斜面であるので水はけが良いこと、海底が隆起してできた土地のためミネラルが多く含んでいることなどがあげられます。
宇和島のみかんは爽やかな酸味の利いた10月の「極早生みかん」から始まり、コクと甘みのある11月の「早生みかん」、12月の愛媛みかんの定番の「南柑20号」、2月下旬~3月中旬の「せとか」、3月中旬~下旬の「デコポン」など半年以上にわたって、美味しいみかんを楽しむことができます。
また宇和島のみかんは、そのまま食べるのはもちろんのこと、ジャム、ジュース、ゼリーやママレードなどにしてもおいしく食べることができます。
また「みかん研究所」もあり、美味しいみかんについての研究や、技術についての研究がおこなわれています。